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2020年05月25日

テロワールを表現した建築として評価されました

この度「持続する蔵」を目指して取り組んだ菊水リニューアルプラン「KRP65プロジェクト」が、日本建築学会北陸支部主催の北陸建築文化賞を受賞いたしました。

こちらのコンテストは、北陸・信越地方の建築文化の発展に顕著な貢献が認められる業績または建築作品に対して、その功績を称えこれを表彰することにより、地域の建築文化の振興に寄与するものです。

◆第30回(2019年度) 北陸建築文化賞受賞〔作品〕《from新潟支所》
http://hokuriku.aij.or.jp/h4award/entry-262.html

【 建 築 主 】菊水酒造㈱ 代表取締役社長 髙澤大介
【設計・監理(全体統括)】㈱梶浦暁建築設計事務所(梶浦暁+唐澤裕三+末安冬子+往蔵満秋)
【設計・監理(構造) 】㈱織本構造設計
【設計・監理(機械設備)】㈱テーテンス事務所
【設計・監理(電気設備)】㈱ルナ・デザイン・ラボ
【施工(建築・外構) 】㈱伊藤組
【施工(電気・機械設備)】ダイダン㈱新潟支店

<選評>
このプロジェクトを総括するのに悩んだが、施主との対話から「terroirの建築」という評価が想起された。素朴な田舎家というより寧ろ建築に向かう姿勢そのものが、酒造を通じて地域文化を育んできた施主の自負と重なるような建築である。昭和41年の羽越水害以来、堤防整備により同47年に今の場所に移転操業を開始した菊水酒造は、経営環境の変化を受けて増改築を繰り返し、製造工程に著しい矛盾を抱えた状態にあった。設計者がこの事業に関わる契機となった平成16年の仕事以前に、同社で培った酒造研鑽の経験を活かし、今回製造ラインの設計まで関わったという。複雑を極める酒造工程も正確無比に再計画を果したに留まらず、将来の拡張性、地域への開放空間をも盛り込むことにも成功している。二王子岳の飯豊山系と菊水酒米田の風景を一体で眺望できる仕込室に象徴されるよう、地域文化醸成の大地となり、地域に根付く建築の在り方を示した事業として高く評価したい。

 

この度の受賞を励みとし、北越後の大地の恵みを醸しながら、この地に根差し、みなさまの心豊かな暮らしを創造できるよう努めて参ります。

#菊水 #菊水酒造 #北陸 #建築 #新潟 #新発田