古代、酒は神が醸した神聖なものとされ、酒器は祭祀に使われる祭器だった。後に、酒が食文化に入り込み、毎日の生活を潤すようになると、酒にまつわるモノたちには遊び心が溢れてくる。人は昔から、旨い酒を呑むだけでなく、酒を呑むことを愉しんでいた…、酒のある暮らしを謳歌していた…。そんな光景が思い浮かぶ品々。菊水の蔵に眠るお宝は、時を超えて、酒にまつわるコトの面白さを伝えてくれる。